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2012年5月18日 (金)

ウガンダという所 3

 ウガンダでは水道水を飲んではいけないと言われていた。それどころかうがいでも口に入れないほうがいいとまで聞いた。これは人により違うのかもしれないが(同行のうちひとりは歯磨きに水道水を使っていたが、この人はかつて青年海外協力隊JOCVでフィリピンの地方に2年滞在した経験がある)、まあ用心するに越したことはない。海外滞在中に腹を下すリスクはなるべく冒したくないものである。
 いずれにしてもエンテベの人たちも水道水は飲まない。その辺のお店では水の500-600mLペットボトルを必ず売っている。UWECの売店でも水を売っているが、カンパラの大型スーパーの倍以上の値段だった。観光地や外国人客の多いところでは割高なようである。それでも日本円にすればUWECの売店で約100円、カンパラのスーパーでは50円くらいのものである。
 都市部でも水道は網羅されているわけではなく、地方に行くと水道もろくにない。幹線道路沿いでも水道水の配給があるのか大小様々な黄色いポリタンクを持ったこども達が集まっている場所を何箇所か見かけた。屋外のレストランなどでは蛇口付きのポリタンクが置いてあり、それは手洗い用である。ウガンダでは食事前の手洗いが奨励されているようで、何箇所かで「手を洗って食中毒や経口感染症を防ごう」というポスターを見た。まあ日本と同じである。石鹸がおいてある場合、石鹸は小さい。持って行く人がいるのか?かつて日本でよく見たプラスチックの網は役に立ちそうだが、ウガンダではたぶん見かけなかった。
 飲料水が貴重なわりにエンテベではみんなジュース大好きである。そもそもコーヒーや紅茶とともに牛乳と深皿に山盛りの茶色い砂糖が出てくる。ウガンダでも砂糖は製造しているらしいが、東南アジアでも砂糖大好きだし、欧米や日本ほど甘いものがあふれていないところではお茶を甘くして飲む傾向は強いかな、と感じる。コーラとマウンテンデューをよく見かけた。リユースガラス瓶である。王冠はそこら中に転がっており、リサイクルはない様子。お店などでも店員さんなどが開けると王冠は床に転がしっぱなしである。
 ジュースがそれだけ飲まれているため工場が国内にあるらしい。水ものはジンジャというところに工場が多いようで、ジンジャはビクトリア湖から出るナイル川の起点である。そこにはウガンダオリジナルのビール工場もある。ウガンダで見かけたビールはNile special、Bell、Clubなどの銘柄で、それぞれに何種類かありそうだったが、たいていは通常版の大瓶が出てくる。ビールの流通量はかなりのものらしく、あちこちで携帯電話会社かビールの広告が出ているし、ビールを運ぶトラックもよく見た。S_p1160721
 ウガンダのレストランに入ると料理を注文してから出てくるまでに結構な時間を要する。1時間くらい待たされても文句は言わない。冷えたビールならすぐに出てくるので、ビールを飲んで話しながら料理を待つのが普通のようだ。エンテベは国際空港がありかつて植民地政府の駐留地であったようなので外国人向けのレストランもたくさんある。有名なのは中華だったが、歩いて行ける距離にあった中華料理店はちょっぴり違う中華が出てきた。テーブルに置いてあった醤油がちょっと違う感じ。酢豚は豚肉があるのかないのかよくわからない揚げ物と大きなパイナップルが入っている。このパイナップルが非常に美味。ウガンダはパイナップルがたくさん採れるようで、カンパラなどでは大八車を引いて山盛りのパイナップルを売っている人をたくさん見かけた。このパイナップルが非常に甘くて美味。パイナップルジュースも美味しい。そしてスイカジュースも美味しい。非常に甘い。果物は出来がいいようである。S_sbsc0877
 ウガンダはかつてイスラムの指導者が統治していた時期があり、カンパラの山の上には巨大なモスクがある。しかし現在はプロテスタントの指導者であり、キリスト教徒がかなり多いらしい。しかし地方などにはイスラムも少なくなく、豚肉を食べる習慣はあまり広がっていないらしい。牛はその辺で放牧しており、地方に行くと牛の群れが道を渡っているのに車が止められていることもよくある。牛は角が巨大な品種である。料理に出てくる牛肉は固いのが多い。牛肉は比較的安い肉らしく、彼らのごちそうは鶏肉だそうだ。
 ローカルフードは健在で、基本的にみんなローカルフード中心の食生活のようである。主食のひとつがマトケ=バナナ。バナナも様々な品種があるようで、フルーツバナナは少ない。デンプン質のバナナが料理されて出てくるが、すりつぶしてバナナの葉などで包み蒸したものもあれば元の形のまま焼いたものもある。蒸した料理でも酸味のあるものもないものもあった。いずれにしてもやわらかくて繊維のないイモのような感じである。
 ポショというのはトウモロコシの粉に水を加えて練って蒸したもの。トウモロコシの粉の文化は周辺の国と似ている感じだが、バナナは緑の多いウガンダならではという気がする。他にサツマイモやキャッサバなどアフリカのイメージにたがわないイモ類、マメの煮物(人はbakedと言っていたが)、長粒種の米、牛肉か鶏肉の煮たものなどが同じ皿に載せられ、マメや肉の煮汁を混ぜながら食べる。地元では粒の小さなピーナツが採れるらしく、おやつで炒ったピーナツをよく食べているが、ピーナツをすりつぶして作ったジーナツというソースも人気があるらしく、人によっては何でもこのジーナツをつけて食べることもあるらしい。しかしUWECの昼食を出す社食ではジーナツは出なかった。印象深いソースだが、別にみんながみんな使っているわけでもない。
 ちなみにUWECの社食は昼食のスタートが13:00だった。これもアフリカ時間か。S_p1130465
 ウガンダは現在中国資本とインド資本が多く入っているという。エンテベの市街の一部がインド人街になっており、スーパーにもインド料理のスパイスが置いてある。品揃えも少しリッチで、缶ジュースが置いてあった。そこでは地元の人を対象としたフードコートもあり、テーブルに着くとその店に飲み物を頼み、周辺で展開している屋台から焼き物を買って食べる。イギリスの植民地だったせいか、どこに行ってもジャガイモのチップスがあり、頼むとたくさん出てくる。そこでも山盛りのチップスにヤギ肉の串焼き、チキンのグリル、焼きマトケなどを食べた。味は素朴だが素材の味が活かされており私には非常に美味である。最近の日本人はやわらかくて味の濃いものを食べ過ぎて味覚が麻痺している人が少なくない。逆に薄い味付けで味覚を守っている人も少なくないので、ウガンダの料理の評価はきっと半々だろうと思う。
 空港の近くにはインド料理のレストランもあった。おそらくウガンダの人には高級で近寄りがたいと思われる。高級と言ってもエアコンなど使っていない。でも薄暗いながら灯りが点いている。ここがさっきの店との大きな違いで、ウガンダの夜は結構停電がある。インド人街の屋外の店は停電でほぼ真っ暗。屋台で発電機を使っているので遠めにちょっと光があり、ぼんやりとした灯りで会話することはできるが料理はあまり見えていない。でも明るいとおそらく虫がすごいので、暗いなりの利点もなくもない。インド料理店は停電のとき大型発電機で灯りを点けているらしい。
 ホテルにいても夜中に時々ブラックアウトになる。数秒後に復電する。というのはおそらく発電機が動いてまた電気を流すのである。しばらくして送電が回復すると自動的に切り替えるようで、また停電になったりする。一晩に何度もブラックアウトのあることもあった。その度にテレビは衛星放送の受信機か何かが再起動してしばらく番組を見られない。

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コメント

へえ、ウガンダといえば、
思いつかないです。。
一度行ってみたいです。

投稿: 吉沢@ラッキーメーカー | 2012年6月 3日 (日) 22時01分

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