2010年8月14日 (土)

アリエッティ(ネタばれ注意)

 「借り暮らしのアリエッティ」を劇場で観てきた。


(ネタばれ阻止の30行スペース)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1
2
3
4
5
6
7
8
9
20
1
2
3
4
5
6
7
8
9
30
(ネタばれ阻止の30行スペース)

 で、私も日常でちょくちょくコビトさんには御世話に(?)なっているので、彼らの存在をあまり世間に公表してほしくないと思うひとりである。睡眠不足にひとりでがんばって残業などしていると、彼らはひょっこり現れて借り物の借りを他の作業で返してくれるのである。ふと気が付くと夢遊していた私の意識とは関係なく(多分)、計算や文章が進んでいる。ちょっぴり困るのは、彼らが少し計算間違いをしていることが多いのと、書いてある文章が本筋とは全く関係なく非常に面白いものだったりすることである。「究極超人あーる」(ゆうきまさみ)によれば、かの登坂さんも同様にコビトさんに手伝ってもらうことがあると書いてあった。コビトさんはやはりここそこで借りを返しに来ているのである。
 コビトさんの存在はともかく、きっとジブリのことだからディテールにけっこうこだわって作っているのだろうと勝手に想像していた。時代の設定はやはりそれらしくある時代をピンポイントで狙った風な雰囲気を感じることはできた。しかし、彼らがこだわりそうな小さいものへのディテールが必ずしも徹底されているとは思えなかった。
 虫の大きさや文具の大きさがバラバラなのである。最初の「ゴジラ」を彷彿とさせた。ゴジラが大きいとアピールしたい小物が多く出てくるのだが、電車より乗用車が大きかったり、スケールの統一性にやや欠ける特撮だった。しかし当時だからそれは仕方ない。今回はいろいろやったあとのジブリだから、期待とのギャップが大きい。
 演出も気になるところがいくつかあった。滑空して飛んでいったのが見えなくなる時にキラーンと光る、あれは「それいけ!アンパンマン」のパロディだというのならちょっとした隠しネタで面白いと思うが、まじめに考えた演出だとしたら他とのバランスに難を感じる。光り物でもないものが遠く離れた時に「キラーン」は怪しい。それだけでなく、滑空で上の方に飛んでいってしまうということにまた無理を感じる。宮崎駿氏だったらそれをするだろうか。彼の作品では少なくとも違和感を感じると思ったら、多少無理があっても上に揚力や推進力を生むような道具とか仕掛けとかそんなものを付けて非常に言い訳臭く上に角度を変えたのではないかと思う。人によってはどうでもいいと思うかもしれないが、「ああ、それならそんなことも可能かもしれない」と思わせるのがこれまでのジブリだった。今回、演出にそんなあざとさを感じてしまう、やはり人が変わると違和感を感じるジブリだった。
 でもこんなお話に目を付けてアニメ化する、それはやっぱりジブリらしさか。俳優だらけで声優に仕事を与えない、これもまたジブリ映画か。俳優をアニメにしたようなアニメ映画ではなく、姿形を見たことのない声優がアニメのオリジナルの人物になりきって演技する、それでうまく見せるのが本当のアニメの演出ではないのか。日テレとか取り巻きにもいろいろ不満は感じる。

 いずれにしてもコビトさんの存在は広く一版にしれるところとなってしまった。私の近くから引っ越してしまったらどうしよう。(今回コビトさん執筆の部分は含まれていません)

| | コメント (0) | トラックバック (0)